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御所の男獅子

 御所之入の男獅子は明治の中期に高岡地区の高坂に習いに行き、その後、村内他地区や信濃町の諏訪野原の集落に教えに行ったと言われています。 獅子舞の構成は、子供(小学生)が舞う「素手舞(そでまい)」「御幣舞(おんべまい)」「鈴舞(すずまい)」「刀舞(かたなまい)」と、若者が舞う「洞入れ(ほらいれ)」から成ります。


【鈴舞】

鈴と御幣を持って優雅に静かに舞います。鈴の高い芸術性と品性を表しています。

【刀舞】

刀を悠々と打ち振りながら鈴を持って舞います。農民の不屈性と不正に対して闘う姿を表しています。

【洞入れ】(剣呑みとも云われる)

最も人気のある「剣呑み」が行われます。獅子頭のあとに4人の若者が入り、獅子をあやつるものは長年獅子舞をしてきた若者が演じます。
 「獅子が無邪気に遊んでいる時、邪悪な剣をみつけます。獅子を勇気を奮い、この不正邪悪を取り去ろうとします。何度も何度もためらい、ついに意を決して邪剣を呑み取ります。そして悠々と洞穴に入ります。」 この時の獅子は芸が細かく、時には耳を動かし、手足を動かす姿は正に生きているがごとく、巨体を振り動かし舞う姿は実に堂々として威圧的とさえ言われます。

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